こんにちは!ぱかぞーです!
今回はコラントッテのランニング用ソックスに関する特許を紹介します!


コラントッテ
低反発の衝撃吸収用と高反発の蹴り出し用の異なるクッションを備えるソックスを発明した。
◆この発明は「コラントッテ レスノ Pro-Aid Socks」として発売されている
![]() | 価格:2,420円 |

歩く時に踵から着地する時の衝撃を吸収し、蹴り出す時の補助を行えるようになり、ランニングや歩行時に楽に運動できるようになった。
・踵が受ける衝撃を緩和できる。
・蹴り出しの補助ができる。
ブランド力が弱いが、オリンピックや有名なスポーツ選手を絡めてPRし、認知度が上がれば売り上げを伸ばせる可能性が高い。

特許6710423より引用
【出願人】 株式会社コラントッテ


今回の発明者は「コラントッテ」じゃ。

僕はコラントッテを聞いたことが無いよ。
どんな会社なの?

コラントッテは設立24年の老舗医療機器メーカーじゃ。
2021年に上場したばかりの会社じゃ。
業種はヘルスケア製品・サービス(医療機器・器具)で時価総額順位 83/130位じゃぞ。
磁力と健康に関して技術力がある会社じゃ。

上場している会社なんだね。
肩こりを良くしたり、スポーツでバランス感覚を良くするために磁石のネックレスとか売られているよね!

よく耳にする会社だとピップエレキバンが有名じゃな。
ピップは大衆をターゲットにしておるから安価でそこそこの機能の商品を出しておるぞ。
コラントッテは高品質と高級思想の人と、企業向けをターゲットとしておるようじゃ。
特許6710423より引用
【請求項1】
使用者の足の指球を覆う指球部と、 前記使用者の踵を覆う踵部と、 を備え、前記指球部は、第1の反発弾性率を有するシート状の高反発部材を含み、 前記踵部は、前記第1の反発弾性率より低い第2の反発弾性率を有するシート状の低反発部材を含み、 前記第1の反発弾性率は、10%以上50%以下であり、 前記第2の反発弾性率は、0.5%以上5%以下である、 靴下。記ソールのその他領域における前記比高よりも大きくなるように構成されている、ソール。


今回の特許はソックスの発明じゃ。
特長はソックスの足の指の付け根の部分に高反発シート、踵には低反発シートがあることじゃ。

ランニング用ソックスだから機能的な部分の特許なんだね。

運動ではシューズの性能が最も運動性能を左右し、その次に中敷きやソックスの機能が運動性能を決めるのじゃ。

スポーツショップでは各競技用のソックスが売られているもんね。

歩くときに地面に接地するのは、踵と指の付け根の部分が殆どじゃからな。
この部分を工夫して特許を習得できたのじゃ。
特許6710423より引用
【発明の効果】
【0013】
本発明によれば、使用者に与える違和感を抑制しつつ、歩行時における蹴り出し力を保持し、着地による衝撃を緩和することができる。


最大の利益は「歩くときに蹴り出し力と着地時の衝撃を緩和」できることじゃ。

歩くときは踵から着地して、指の付け根で蹴り出すからね。
いっぱい歩いても疲れなさそうだね。

単にソックスの2か所にクッションシートを付けただけじゃなく、硬さの異なるクッションであることが重要なんじゃ。

硬さの違うクッションとすることで何か良いことがあるの?

歩く時に踵は着地、指の付け根では蹴り出しをするのじゃ。
じゃから、踵には衝撃を吸収しやすい低反発のクッションにしたのじゃ。
一方で蹴り出す時には、ばねの様に跳ねさせる為に高反発のクッションにしたのじゃ。

クッションといってもいろんなクッションがあるもんね。
枕でも低反発枕と高反発枕があるよね。
特許6710423より引用
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
人が歩行する際、足裏の踵から着地し、指球を含む足先で蹴り出す動作を繰り返す。特許文献1に開示される靴下では、蹴り出し力を高めることはできても、着地において踵が受ける衝撃を緩和することはできない。さらに、地面を蹴り出す際には特に指球に大きな荷重がかかるが、特許文献1に開示される靴下では、指球にはクッション体が設けられておらず、蹴り出しの補助が不十分である。また、着用時において常に足趾の基部の裏側に高さのあるクッション体が触れているため、使用者に違和感を生じさせるという問題もある。

他社と比べて優れている点は、主に2つじゃ。
・踵が受ける衝撃を緩和できる。
・蹴り出しの補助ができる。

他社は踵用の高反発クッションのソックスしか発明していなかったんだね。

コラントッテはさらに改良を進めて、歩く時に足の裏の部位がどのような働きをするのかを研究していたのじゃ。
そして、その役割に適した機能をソックスに付与することで特許として認められたのじゃな。
- 価格の設定
価格について、ソックスとしては2200円は高額の部類に入る。
しかし、スポーツ用のソックスとして捉えられれば価格の印象よりもどれだけの機能が付与されているかが気になってくる。
特許を見る限り、2200円でこの機能の商品を得られるならば決して高い用には思えない。
ランニング用ソックスを買おうと思う消費者は初心者よりもランニングが定着した人の方が多いだろう。
そうなると、数多くは売れないものの、価格としてはちょうどよい設定と思える。
後は実際に履いてみてその効果を体感できるかどうかが、リピータを増やす意味で重要になってくる。
また、繰り返し使用しても品質が低下しないことも重要だ。
低反発クッションは洗濯すると乾かないし、クッション性が悪くなるような気がするので注意が必要か。
- 需要
2020東京オリンピックや、その前から健康志向の運動がブームになっている。
スポーツジムから始めるよりも、低コストで誰でも簡単にできるランニングが運動の中では需要が高い。
また、ランニングに限らず、歩く、走るは運動の基本動作であるからどんなスポーツでも求められる基本的な機能である為、適応する分野が広い事も良い。
例えば、サッカーソックスとして売る場合はさらに滑り止めの効果のある突起物やラバーを併設すればよい。
- 総括
コラントッテはその道のプロであれば十分なブランド力を持っているが、一般消費者にとっては無名である。
機能性が高いことを上手くPRできれば良いのだが、価格が上昇してしまう。
オリンピックや有名なスポーツ選手を絡めてPRし、認知度が上がれば売り上げを伸ばせる可能性が高い。
◆コラントッテは低反発の衝撃吸収用と高反発の蹴り出し用の異なるクッションを備えるソックスを発明した。
◆発明されたソックスによって歩く時に踵から着地する時の衝撃を吸収し、蹴り出す時の補助を行えるようになり、ランニングや歩行時に楽に運動できるようになった。
◆この発明は「コラントッテ レスノ Pro-Aid Socks」として発売されている。
◆コラントッテはその道のプロであれば十分なブランド力を持っているが、一般消費者にとっては無名である。機能性が高いことを上手くPRできれば良いのだが、価格が上昇してしまう。オリンピックや有名なスポーツ選手を絡めてPRし、認知度が上がれば売り上げを伸ばせる可能性が高い。
![]() | 価格:2,420円 |
