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ビタミン不足で健康になりたい人はこれを飲もう!【特許取得】伊藤園の高濃度ビタミンフルーツ飲料

こんにちは!ぱかぞーです!
今回は株式会社  伊藤園 ビタミン飲料 に関する特許情報を紹介します!

*本記事では難解な特許を分かりやすく解説していきます。
本記事では特許6820447から文章と図を引用させて頂いています。
詳細を知りたい人は該当の特許番号から直接お調べください。

ビタミン
【特許公報の利用について】

◆特許は権利者である企業が製造販売を独占的に行える排他的な権利です。
◆公的文章である為、企業は他の物よりも優れた点を嘘偽りない事実のみを書きます。
◆カタログやCMなど企業にとって都合のいい情報だけではなく、客観的な事実が特許では語られるのです。

【本記事を読むことで得られるメリット】

消費者は正しい情報を元に他社類似品と比較して購入することができるようになります。
◆特許を取得した企業に独占的排他的な権利を与えられることから投資家は該特許製品に価値があると判断できるならば投資対象となります。
◆業界人は競合他社の数年後の方針がわかるので将来性の市場戦略がわかるようになります。
就活生は今後数十年間務めるかもしれない会社の将来性を判断することが出来ます。

特許庁
こんな人向けの記事

特許となった美味しいビタミン飲料を飲みたい

●ビタミン飲料ってどういったものか知りたい人

目次

  1. 出願人について
    「株式会社 伊藤園」
  2. どんな発明をしたのか
    「特定量のビタミンABCEと高糖酸比を含む飲料」を発明した。
    この発明は「朝1本のビタミンフルーツシリーズ」として販売されています。
    伊藤園 朝1本の ビタミン フルーツ 1日分の ビタミン12種
  3. んな利益が期待できるか
    高ビタミン飲料であるのに美味しく飲むことが出来ます。」
  4. 従来の製品はどんなものだったか
    フルーツの香味とビタミンの臭味が合わさって美味しさを調整することが難しかった。」
  5. 市場性
    「 拡大していく健康業界において、美味しくて健康にも良い飲料を独占的に生産販売できる伊藤園はきっと売り上げを伸ばしていくだろう。」
  6. まとめ

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出願人(会社)について

【氏名又は名称】株式会社  伊藤園

お茶

伊藤園は大手飲料メーカー です
伊藤園は「おーい、お茶」など有名な商品を取り扱っています。
茶葉製品と緑茶飲料では最大手です。
私も知りませんでしたが、傘下にタリーズコーヒーがあるそうです。

伊藤園は1966年に設立されたフロンティア製茶株式会社から歴史が始まっています。
最初に手掛けたのは緑茶の製造でした。
1980年になると、有名な缶入りウーロン茶を販売します。

伊藤園は「お客様第一主義」を経営理念に掲げています。
お客様は消費者だけではなく、ステークホルダー全体を示しています。

決算情報2020年度2019年度
売上高4462 億円4833億円
営業利益166 億円 199 億円
経常利益170 億円 194 億円
純利益70 億円 77 億円


売上高が4000億円を超えています。
伊藤園は日本を代表する巨大企業です。

営業利益率は約4%です。
大手企業の中では低めですが、食品業界であれば経済的に優良企業と言えます。

経常利益は営業利益と殆ど同じ金額になっています。
伊藤園は本業の飲料で最も稼いでいる安定した企業です。

純利益は2019年度と比べて減少していますが、設備投資をしている可能性もあります。
黒字であることが重要なので、伊藤園は財務的に問題のない会社と言えます。

どんな発明をしたのか

【請求項1】
  ビタミンA、B、C及びEを含有する容器詰ビタミン含有飲料であって、
  前記ビタミンBの含有量が10.0~50.0mg/100gであり、
  前記ビタミンCの含有量が498~1400mg/100gであり、
  前記ビタミンA、C、及びEの含有量の和(a)と、前記ビタミンBの含有量(b)と、の比率(a/b)が7.0~75.0であり、
  ビタミン類の総含有量が519.8~2000mg/100gであり、
  柑橘類果汁と、糖酸比25.0以上である高糖酸比果汁と、を含有する容器詰ビタミン含有飲料。

果実紅茶

伊藤園 が発明したのは「 紅茶 」です。
上記の文章のままだと分かり難いので、文章を区切ってそれぞれを解釈をしていきます。

構成請求項1解釈
ビタミンA、B、C及びEを含有する容器詰ビタミン含有飲料であって、ビタミンA、B、C、Eを含んでいるペットボトル様の飲料である。
  前記ビタミンBの含有量が10.0~50.0mg/100gであり、
  前記ビタミンCの含有量が498~1400mg/100gであり、
前記ビタミンA、C、及びEの含有量の和(a)と、前記ビタミンBの含有量(b)と、の比率(a/b)が7.0~75.0であり、
  ビタミン類の総含有量が519.8~2000mg/100gであり、
ビタミンA、B、C、E の含有量と比率と全量が特別なものとなっている。
  柑橘類果汁と、糖酸比25.0以上である高糖酸比果汁と、を含有する容器詰ビタミン含有飲料。甘みの強いフルーツ果汁を含んでいる。

請求項1を構成分けすると、A~Cの3つの構成から成り立つ文章であることがわかります。

構成Aは良くあるフルーツビタミン飲料であることを説明しています。
この構成だけでは従来のものと比べて新しい部分がありません。

構成Bはビタミンの種類とそれらの含有量、比率、総量が特別であることを説明しています。
この構成が今回の発明品の主要な構成です。
ビタミンA、B、C、Eを含む飲料は昔からあります。
本特許ではそれらの成分量を調整したことで従来のビタミン飲料とは異なる構成となり、画期的な効果が発現したのです。

構成Cもフルーツ飲料としては普通の内容ですが、構成Bと組み合わせることで新しい効果が発現するという大事な部分です。
従って構成BとCが今回の発明の本質の部分です。

では、この発明品は我々にどんな恩恵を与えてくれるのでしょうか。

どんな利益が期待できるのか

【発明の効果】
【0009】
  本発明の容器詰ビタミン含有飲料は、ビタミンA、B、C及びEのそれぞれに由来する臭味が抑制されたものとなる。また、本発明の製造方法によれば、ビタミンA、B、C及びEのそれぞれに由来する臭味が抑制された容器詰ビタミン含有飲料を製造することができる。また、本発明のマスキング方法は、容器詰ビタミン含有飲料のビタミンA、B、C及びEのそれぞれに由来する臭味を抑制することができる。

ビタミン錠剤

この発明品によって、我々は、「高濃度のビタミンを含んでいても美味しい飲み物を飲むことができます。」

ビタミン飲料を飲む人は健康に気を付けている人が多いと思います。
もし、飲み物に多くのビタミン配合できれば、大きな売り上げにつながることでしょう。

しかし、ある程度以上の濃度のビタミンを含む飲料は市販されていません。
なぜでしょうか。

それは、ビタミン量を多くすると美味しさが無くなるからです。
良薬口に苦しというようにビタミンは美味しい味がしないのです。

現在のビタミン飲料はその苦みを無くすために糖など甘みを足すことを行っています。
しかし、それはビタミンの苦みを甘みで上書きする行為です。
ある一定上のビタミン濃度になると甘みだけでは苦みを隠せなくなってしまうのです。

そのビタミンの苦みを消す新しい方法を見つけたのが伊藤園だったのです。

従来の製品はどんなものだったのか

【0004】
  しかしながら、このような飲み方、すなわち輪切りしたフルーツを紅茶に浮かべたような風合いのフルーツティーを工業的に提供する飲料、すなわち容器詰紅茶飲料(RTD)として再現することは技術的に極めて困難で【発明が解決しようとする課題】
【0005】
  しかしながら、複数のビタミン類を多く含む容器詰ビタミン含有飲料では、それぞれのビタミン類由来の臭味をコントロールすることが難しいという問題があった。また、果汁を含む容器詰飲料においては、果汁由来のビタミン類の存在や、果汁の香味の影響があるため、ビタミン類の臭味のコントロールすることはさらに難しく、問題となっていた。
【0006】
  そこで、本発明は、ビタミンA、B、C及びEにそれぞれ由来する臭味を抑制した容器詰ビタミン含有飲料およびその製造方法、並びに容器詰ビタミン含有飲料の臭味のマスキング方法を提供することを目的とする。

従来のビタミンフルーツ飲料ではフルーツの香味とビタミンの臭味が合わさって美味しさを調整することが難しかったのです。

飲み物に限らず、フルーツのようないい香りもビタミンの匂いもどちらも香りであることは変わりありません。
どちらかだけの香りを消すことは難しいのです。

トイレにおいても、トイレの匂いを良い香りで上書きしても臭い匂いは消えていません。
逆に良い香りと臭さが混ざり合って結局臭く感じてしまいます。
結局の所、臭味だけを消さないといけないのです。

このことを競合他社たちも理解していたのですが、ビタミンフルーツ飲料では未だに解決できていない課題でした。

そんな中、伊藤園はビタミンの臭味を消す方法を見つけたのです。
具体的には伊藤園の研究によって構成Cの高糖酸比がビタミンの匂いを消すことが分かったのです。

市場性

「この発明は世の中に受け入れられるでしょう。

最近のヘルスケアがブームになっています。
以前までは美味しいものを食べることだけがブームになっていました。
日本が裕福になればなるほど、食生活が良くなりましたが、不健康も問題となってきたのです。

現在は国民の多くが十分な食事を取れるようになったため、次の段階の健康がブームになっているのです。

健康は適度な運動と適度な食事、そして適切なビタミンを摂取することが必要です。
食事だけでは接種できないビタミンもありますから、健康を維持するためにはビタミンの摂取が必要です。

日々の生活に溶け込むためには、苦いよりも美味しい方が習慣になりやすいものです。
この発明品はビタミンも摂取でき、美味しさもあるので習慣となりやすいのです。
従って、このようなビタミン飲料は今後も成長を続けていくと思います。

拡大していく業界において、美味しくて健康にも良い飲料を独占的に生産販売できる伊藤園はきっと売り上げを伸ばしていくでしょう。

まとめ

◆伊藤園は「特定量のビタミンABCEと高糖酸比を含む飲料」を発明した。
◆発明されたビタミン飲料によってユーザーは、「 高ビタミン飲料であるのに美味しく飲むことが出来ます。」
◆この発明は「朝1本のビタミンフルーツシリーズとして販売されています。

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◆従来の製品はフルーツの香味とビタミンの臭味が合わさって美味しさを調整することが難しかった。
拡大していく健康業界において、美味しくて健康にも良い飲料を独占的に生産販売できる伊藤園はきっと売り上げを伸ばしていくだろう。

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