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寝るだけで姿勢が良くなる?整体効果【特許取得】クワトロハートのThe MAKURA

こんにちは!ぱかぞーです!
今回は株式会社クワトロハートの枕に関する特許情報を紹介します!

*本記事では難解な特許を分かりやすく解説していきます。
本記事では特許5569637から文章と図を引用させて頂いています。
詳細を知りたい人は該当の特許番号から直接お調べください。

【特許公報の利用について】

◆特許は権利者である企業が製造販売を独占的に行える排他的な権利です。
◆公的文章である為、企業は他の物よりも優れた点を嘘偽りない事実のみを書きます。
◆カタログやCMなど企業にとって都合のいい情報だけではなく、客観的な事実が特許では語られるのです。

【本記事を読むことで得られるメリット】

消費者は正しい情報を元に他社類似品と比較して購入することができるようになります。
◆特許を取得した企業に独占的排他的な権利を与えられることから投資家は該特許製品に価値があると判断できるならば投資対象となります。
◆業界人は競合他社の数年後の方針がわかるので将来性の市場戦略がわかるようになります。
就活生は今後数十年間務めるかもしれない会社の将来性を判断することが出来ます。

こんな人向けの記事

●新しい枕を探している人

●身体の歪みが気になっている人

●健康用具業界の製品や戦略を分析したい人

目次

  1. 出願人について
    「クワトロハート」
  2. どんな発明をしたのか
    頭と頸椎と胸椎の三段の部位を持ち、断面が三角形の枕を発明した。
    この発明はThe MAKURAとして販売されています。
    *下欄外のリンク参照
  3. んな利益が期待できるか
    寝るだけで体のゆがみを整える
  4. 従来の製品はどんなものだったか
    頸椎部への負担を軽減することができない
  5. 市場性
    この発明品は ヘルスケア市場の成長に便乗することが出来れば、売り上げを伸ばしていく可能性があります。
  6. まとめ

THE MAKURA 整体枕 安眠 快眠 高さ調整可能 枕カバー付 W58×D38.5×H5cm

価格:50,682円
(2021/9/6 17:06時点)
感想(0件)

出願人(会社)について

【氏名又は名称】 熊谷  剛( 株式会社クワトロハート )

クワトロハートは健康用品や整体など人々の健康をサービスする会社 です

クワトロハートは2010年から整体を主力事業にスタートしています。
その後、枕など健康用品の取り扱いもスタートしました。

クワトロハートはお客様に本物の健康を届けるをポリシーに掲げています。
これは、私たちが人生を楽しむためには健康である必要があります。
その目的を達成する為の一助になりたいという気持ちを感じます。

決算情報2020年度2019年度
売上高不明不明
営業利益不明 不明
経常利益不明不明
純利益不明不明


クワトロハートは上場していない為、経営情報が全くありません。

従って、財務状況がわかりません。
しかしながら、特許を取得していることから長期的な経営戦略を持っていることが伺えます。
その為、会社としては拡大成長段階であると推察します。

どんな発明をしたのか

【請求項1】
就寝時に用いる枕であって、
所定の高さを有して弾性を備えた頭部を載置する頭部支持部と、
前記頭部支持部より高さが低く弾性を備えた頸椎部を載置する頸椎部支持部と、
前記頸椎部支持部より高さがさらに低く弾性を備えた上部胸椎部を載置する胸椎部支持部と、
を順に備え、
前記頭部支持部と前記頸椎部支持部と前記胸椎部支持部にて構成される枕全体の幅方向についての断面(側断面)の断面形状が、略三角形状であり、
前記頭部支持部と前記頸椎部支持部との間に、下方へ窪む第一の溝部を有してなることを特徴とする枕。

発明品の枕

クワトロハートが発明したのは「」です。
上記の文章を区切ってそれぞれを解釈をしていきます。

構成請求項1解釈
就寝時に用いる枕であって、
所定の高さを有して弾性を備えた頭部を載置する頭部支持部と、
前記頭部支持部より高さが低く弾性を備えた頸椎部を載置する頸椎部支持部と、
前記頸椎部支持部より高さがさらに低く弾性を備えた上部胸椎部を載置する胸椎部支持部と、
を順に備え、
頭と頸椎と胸椎を支える部分がある
前記頭部支持部と前記頸椎部支持部と前記胸椎部支持部にて構成される枕全体の幅方向についての断面(側断面)の断面形状が、略三角形状であり、上記の部分がそれぞれ三角形状である。
前記頭部支持部と前記頸椎部支持部との間に、下方へ窪む第一の溝部を有してなることを特徴とする枕。頭と頸椎を支える部分の隙間に溝がある。

請求項1を構成分けすると、A~Cの3つの構成から成り立つ文章であることがわかります。

構成A~Cでは発明品の形状の説明をしています。
特徴的なのは「身体の頭と頸椎を支える部分の間に溝がある」ことと、「3つの段差がある枕の断面が三角形である」ことです。
これらの構成に特徴があることで新規性が認められました。

では、この発明品は我々にどんな恩恵を与えてくれるのでしょうか。

どんな利益が期待できるのか

【発明の効果】
【0018】
~省略~
ゆえに、この高さの変化によって枕にかかる負担を分散し、頭部支持部で後頭部を支え、頸椎部支持部で下部頸椎を支え、胸椎部支持部で上部胸椎部を支えることで、上部頸椎(第一頸椎及び第二頸椎)に負担がかからずに頸椎を自然に支え、筋肉の緊張を軽減して上部頸椎が動き易い状態とすることができる。

発明品の横面

この発明品によって、我々は「寝るだけで体のゆがみを整える」ことが出来るようになります。

上部頸椎部、特に第一頸椎にかかる負担が軽減することで身体の硬直状態が弛み、就寝時に身体のバランスが良い状態に保たれ、整体やマッサージを受けたときのようにリラックスしている状態を意図的に作り出し、寝ている間に全身を整体された状態にし、効果的に疲労回復ができる枕を提供することができるのです。

従来の製品はどんなものだったのか

【0006】
  また、枕を使用して寝ている者に不快感や違和感が生じることがなく、しかも、寝ながらにして使用者の広背筋の凝りを充分に解すことのできる枕として、複数の指圧用突起部を備えた広背筋当面部と、頭部当面部とを連設して成り、広背筋当面部が、使用者の肩側から背中の下側にかけて、その高さを次第に低くしている構造のものが提案されている(特許文献1を参照)。

従来の枕

従来の製品は、「 頸椎部への負担を軽減することができない 」のです。

従来の枕は、広背筋当面部と頭部当面部とから成る枕全体が、略滴形状に形成されているため、頸椎部への負担を軽減することができないのです。
従来の枕の広背筋当面部は肩側から背中の下側にかけてその高さを次第に低くしています。
しかし、頭部当面部の中央に頭部の形状に対応させた緩やかで丸味のある椀状の凹部を設けているため、広背筋当面部と頭部当面部との間において頸椎部を支える部分の位置(高さ)が高くなってしまっているのです。
従って、頸椎を前湾状に支持する枕と同様に第一頸椎の自由度が奪われてしまうものであって、頸椎部への負担を軽減させて身体がリラックスしている状態を作りだすことができないのです。

市場性

ヘルスケア市場の成長に便乗することが出来れば、売り上げを伸ばしていく可能性があります。

現在、ヘルスケアブームが起きており、多くの人は健康に気を使って生活しています。
ジムに通うなど運動すること、健康的な食事をとること、に続いて快適な睡眠をとることが重要視されています。
本発明は快適な睡眠を提供することが出来ます。

今回の発明品は単に快適な睡眠を提供するだけではなく、身体のゆがみを整えてくれます。
寝るだけで整体してくれる画期的な機能が付与されているのです。

寝るだけで整体という機能は非常に強いアピールポイントになります。
そしてこの特徴的な機能があるため、他社製品と差別化が出来ています。
また発明した人は整体師でもありますから説得力もあります。
後は、クワトロハートがこの健康ブームにどうやって便乗していくのかが重要になっていきます。

まとめ

◆クワトロハートは頭と頸椎と胸椎の三段の部位を持ち、断面が三角形の枕を発明した。
◆この発明によってユーザーは、「 寝るだけで体のゆがみを整える ことができます。
◆この発明は The MAKURA として販売されています。

THE MAKURA 整体枕 安眠 快眠 高さ調整可能 枕カバー付 W58×D38.5×H5cm

価格:50,682円
(2021/9/6 17:06時点)
感想(0件)

◆従来の製品は 頸椎部への負担を軽減することができない
この発明品は ヘルスケア市場の成長に便乗することが出来れば、売り上げを伸ばしていく可能性があります。

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