Amazonサービスとのコラボレーション効果に期待できるのでAmazonプライムビデオをよく見る人向けのオールインワンテレビを欲しい方にお勧めできるが、基本的には購入候補には入らない。
店頭価格でどのくらいの割引があるのか期待したい。最低でも55型で10万円を切るほどの価格とするか東芝のレグザに負けてしまう。
★唯一のAmazonサービスとテレビのコラボレーション(新規な構成)
AmazonとFUNAI(ヤマダ電機)とのコラボレーションテレビ。これは国内唯一の機能である。既存の後付けFireStickTVとは、リモコンが一体化されていること、音声操作をアレクサでできることが特長。Amazonのサービスを良く使う人にメリットあり。
★AmazonサービスのコラボレーションによるFireStickサービスの向上に期待(進歩性)
このテレビに最も期待されるのは、Amazonサービスとのコラボレーション効果だ。後付けのFireStickTVとは異質なサービス、または顕著なサービスを購入者に提供する必要がある。逆にそれ以外については、同価格帯のPanasonicのビエラ、低価格の東芝のレグザが存在するので、敢えて画像処理能力やブランド力で劣るFUNAIのテレビを買う理由が思いつかない。現時点では、FireStickTVとテレビのリモコンが一体化されていること、リモコンの音声サービスがアレクサになっていること。つまりテレビ本体ではなく、リモコン操作が楽になることが既存のリモコンよりも優れているのだ。3月4日まではセールで11万円程になるが、それでも東芝のレグザを買った方が良い。
製品名 | FUNAI Fire TVスマートテレビ (新発売) | BRAVIA XRJ-55X90J | REGZA 55Z670K | VIERA TH-55JX950 |
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メーカー | FUNAI(ヤマダ電機) | SONY | 東芝 | Panasonic |
クラス | クラス15 | クラス17 | クラス11 | クラス16 |
発売日 | 2022年2月 | 2021年5月 | 2021年6月 | 2021年4月 |
画面 サイズ | 55インチ | 55インチ | 55インチ | 55インチ |
パネル 種類 | 4K液晶 | 4K液晶 | 4K液晶 | 4K液晶 |
地上波 チューナー | 2 | 3 | 3 | 3 |
VOD YouTube Amazon Netflix DAZN | 視聴可 *DAZN不明 | 視聴可 | Netflix 視聴不可 | 視聴可 |
録画機能 | 有り | 有り | 有り | 有り |
リモコン 音声操作 | 対応 | 対応 | 対応 | 対応 |
自動録画 | 不明 | 非対応 | 対応 | 対応 |
FUNAI Fire TVスマートテレビは、Amazonサービスを頻繁に使う人におすすめできる。
本新製品は、テレビとFireStickTVとのコラボレーションが新しい機能である。それによってAmazonサービスを効果的に利用できることになる。しかし、現時点では既存の後付けできるFireStickTVとのサービスの違いがリモコン操作が簡単になるだけなので積極的に購入をお勧めできない。今後、Amazonが本新製品に限定したサービスを提供し、そのサービスが購入者が有益と判断できたならば購入検討を始めた方がよいだろう。
本新製品よりも画質や機能拡張性を重視するならば、BRAVIA XRJ-55X90J をおすすめします。
本新製品に数万円上乗せすれば、高機能なブラビアを購入することが出来る。もちろんAmazonプライムビデオを視聴することが出来る。テレビの基本性能と価格を考えると、コスパが良い製品になので予算が合えばおすすめしたい。但し、自動録画機能が無い点に注意。
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低価格で高コスパテレビが欲しい方は、REGZA 55Z670Kをおすすめします。
一昔迄、レグザと言えば画質がきれいなことで有名で、価格が高く手を出すことが出来ませんでした。しかし、最近はレグザを低価格で購入することができます。私もREGZAを購入しています。競合他社とのスペックを比較しても明らかに安くなっています。これは、東芝のテレビ部門が外資企業に売却されたことが理由です。日本の技術を海外に買われるのは残念ですが、消費者としては、高機能テレビを低価格で買えるチャンスです。一部のVODサービスを利用できないので、そのサービスを利用する人は注意が必要です。
![]() | 東芝 REGZA 55V型 4K 液晶テレビ 55Z670K 価格:117,500円 |

本記事では、新製品のFUNAI Fire TVスマートテレビを紹介しました。国内でAmazonとFUNAI(ヤマダ電機)テレビがコラボレーションしたのは初めてのことでしたので、非常に注目されました。それは、FUNAI(ヤマダ電機)が低価格テレビまたは、コスパの良い販売展開をしていたからです。そこにAmazonという高品質サービスを付与されることを期待していたのです。しかし、発表された内容を見ると低価格、またはコスパの良い製品ではありませんでした。同価格帯でビエラ、ブラビア、レグザを購入できてしまうので、敢えて性能やブランドで劣るFUNAI(ヤマダ電機)のテレビを買う人は少ないでしょう。発表会でもAmazonとのコラボレーション効果に訴求することが少なく、既存のFireStickTVとの違いが明らかになりませんでした。今後、そのサービスの違いが明らかになれば人気機種となるかもしれません。しかし、FUNAI(ヤマダ電機)のテレビは低下価格、高コスパのイメージが強いですから高機能やAmazonのような高サービスを付与したとしても価格が高ければ購入候補に入らないでしょう。FUNAI(ヤマダ電機)はライバルをアイリスオーヤマのテレビとするような製品展開をしないと今後も厳しい状況が続くと思われます。