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第三世代?次世代Apple Pencilの新機能を予想

こんにちは!ぱかぞーです!
今回はApple Apple Pencil に関する特許情報を紹介します!

*本記事では特開2021-152920を引用しています。
詳細を知りたい人は該当の特許番号から直接お調べください。

【特許公報の利用について】

◆特許は権利者である企業が製造販売を独占的に行える排他的な権利です。
◆公的文章である為、企業は他の物よりも優れた点を嘘偽りない事実のみを書きます。
◆カタログやCMなど企業にとって都合のいい情報だけではなく、客観的な事実が特許では語られるのです。

【本記事を読むことで得られるメリット】

消費者は正しい情報を元に他社類似品と比較して購入することができるようになります。
◆特許を取得した企業に独占的排他的な権利を与えられることから投資家は該特許製品に価値があると判断できるならば投資対象となります。
◆業界人は競合他社の数年後の方針がわかるので将来性の市場戦略がわかるようになります。
就活生は今後数十年間務めるかもしれない会社の将来性を判断することが出来ます。

  • 「iPhone」「iPad」などの電子デバイスの新しい機能を知りたい人
  • 次期Apple Pencilについて情報を集めたい人
  • Appleの製品研究開発動向を分析したい人

目次

  1. 出願人(会社)について
    「アップル  インコーポレイテッド」
  2. どんな発明をしたのか
    「電界発生部が2か所ある電子スタイラスペン」
    この発明は製品には実装されていないと思われます。
    もしかしたら第二世代に実装済みで解放されていないだけかもしれませんので
    興味のある方は欄外の第二世代Apple Pencilのリンクを張っておきます。
  3. どんな利益が期待できるのか
    入力精度が高くなる為思った通りの筆記線を描くことが出来るようになります。
    Pencilの電池良くもなる為、手間がかからなくなります。
  4. 従来の製品はどんなものだったのか
    タッチ位置の精度が低く、電池の消費も激しかったのです。

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感想(6件)

どんな発明をしたのか

【請求項1】
  ユーザ入力を電子デバイスの入力面に提供するためのスタイラスであって、
  本体と、
  前記本体の端部に対して位置付けられ、前記入力面に接触するように構成された先端アセンブリであって、
    前記先端アセンブリと前記入力面との間の接触点を示す第1の電界を生成するように構成された第1の電界発生部と、
    前記第1の電界発生部からオフセットされ、前記本体の中心軸線と位置合わせされた第2の電界発生部であって、前記入力面に対する前記本体の角度を示す第2の電界を生成するように構成された、第2の電界発生部と、を含む、先端アセンブリと、
  前記本体内に配置され、前記先端アセンブリを支持する力感知構造体であって、前記先端アセンブリによって前記入力面に印加された力を判定するように構成された力センサを含む、力感知構造体と、を備える、スタイラス。

二つの電界の説明図

Apple が発明したのは「次世代のApplePencil 」です。
上記の文章のままだと分かり難いので、文章を区切ってそれぞれを解釈をしていきます。

構成請求項1
ユーザ入力を電子デバイスの入力面に提供するためのスタイラスであって、
  本体と、  前記本体の端部に対して位置付けられ、前記入力面に接触するように構成された先端アセンブリであって、
前記先端アセンブリと前記入力面との間の接触点を示す第1の電界を生成するように構成された第1の電界発生部と、前記第1の電界発生部からオフセットされ、前記本体の中心軸線と位置合わせされた第2の電界発生部であって、前記入力面に対する前記本体の角度を示す第2の電界を生成するように構成された、第2の電界発生部と、を含む、先端アセンブリと、
  前記本体内に配置され、前記先端アセンブリを支持する力感知構造体であって、前記先端アセンブリによって前記入力面に印加された力を判定するように構成された力センサを含む、力感知構造体と、を備える、スタイラス。

請求項1を構成分けすると、A~Cの3つの構成から成り立つ文章であることがわかります。

構成Aは発明品は先端アセンブリを持つスタイラスペンであることを説明しています。
この部分は発明品の形状を説明している部分で従来品と変わりありません。

構成Bは発明品に電界発生部が二か所あることを説明しています。
電界が発生されることでスタイラスペンが画面のどこにあるのかがわかります。
その電界が2か所から発生させていることが特長です。

構成Cは発明品に力を感知する部分があることを説明しています。
この部分は圧力感知センサーのことです。
従来の製品には圧力感知センサーがあるので発明の本質の部分ではありません。

従って、本発明品は、従来の圧力感知センサーに加え、電解発生部が2か所あることが新しい部分です。

では、この発明品は我々にどんな恩恵を与えてくれるのでしょうか。

どんなメリットがあるのか

【0004】
  しかしながら、従来のタッチ感知式電子デバイスは主に、ユーザの指の存在及び場所を検出するように構成されているため、従来のスタイラスでは、ユーザに対して、ほんのわずかばかり向上した精度しかもたらさない場合が多い。例えば、多くの従来のタッチ感知式電子デバイスは、スタイラスからの入力とユーザの手のひら、手首又は指からの意図的又は偶発的な入力との間を確実に区別することは不可能である。
【0005】
  他の場合には、スタイラス入力に適応するように、一部の従来の電子デバイスは、磁場を発生させるスタイラスからの入力を受け取ることに特化した別個の入力センサ(例えば、電磁デジタイザ)を組み込むことができる。しかしながら、これらの追加の構成要素は、多くの場合、電子デバイスの厚さ及び消費電力を増大させることに加え、電子デバイスの製造のコスト及び複雑さも増大させる。

この発明品によって、
入力精度が高くなる為思った通りの筆記線を描くことが出来るようになります。
Pencilの電池良くもなる為、手間がかからなくなります。

本公報には直接的な効果が書かれていませんでしたので、対比的な表現から効果を解釈しました。

従来の製品はどんなものだったのか

【0004】
  しかしながら、従来のタッチ感知式電子デバイスは主に、ユーザの指の存在及び場所を検出するように構成されているため、従来のスタイラスでは、ユーザに対して、ほんのわずかばかり向上した精度しかもたらさない場合が多い。例えば、多くの従来のタッチ感知式電子デバイスは、スタイラスからの入力とユーザの手のひら、手首又は指からの意図的又は偶発的な入力との間を確実に区別することは不可能である。
【0005】
  他の場合には、スタイラス入力に適応するように、一部の従来の電子デバイスは、磁場を発生させるスタイラスからの入力を受け取ることに特化した別個の入力センサ(例えば、電磁デジタイザ)を組み込むことができる。しかしながら、これらの追加の構成要素は、多くの場合、電子デバイスの厚さ及び消費電力を増大させることに加え、電子デバイスの製造のコスト及び複雑さ

従来のスタイラスペンは、タッチ位置の精度が低く、電池の消費も激しかったのです。

従来のスタイラスペンは、画面側で刺激を受信する為、画面側から接触しているのが指なのか、ペンなのか判断が難しかったのです。
一方、スタイラスペン側から位置信号を発信する場合、発信機によってペンの形が悪くなってしまったり、電池の消耗が激しくなってしまっていたのです。

出願人(会社)について

【氏名又は名称】アップル  インコーポレイテッド

Appleは有名なテクノロジー企業です
敢えて説明する必要はありませんが、代表的な製品として「iPhoneシリーズ」「iPadシリーズ」「Macシリーズ」などを販売しています。
それ以外にもオンラインサービスを手掛けています。

Appleは創業が1976年にスティーブジョブズらによって創業されました。
最初に手掛けたのはマイクロコンピュータです。
その後、2001年に「iPod」を発表しました。
当時はウォークマンが全盛期でしたが、徐々にiPodに成り代わっていきました。

決算情報2020年度2019年度
売上高2745 億ドル2602 億ドル
営業利益663 億ドル639 億ドル
経常利益671 億ドル 657 億ドル
純利益574 億ドル 553 億ドル


売上高が27兆円を超えています。
Appleは世界を代表する超巨大企業です。

営業利益率は約24%です。
やはり、世界を代表する企業は営業利益率も20%を超えています。

経常利益は営業利益と殆ど同じ金額になっています。
Appleは本業で最も稼いでいる安定した企業です。

純利益率は21%となっています。
3%を超えていれば財務的に問題ないと言えることから、驚異的な利益率であることがわかります。
Appleは財務的に問題のない会社と言えます。

Appleが倒産することはありませんので、購入後のサポートも長期間期待できます。
購入しても安心して利用することが出来るでしょう。

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