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筋骨格系の負担に作用するソールが発明された!アディダスからスポーツシューズ用のソール

今回は特許6974540を紹介していきます。
*詳細を知りたい人は該当の特許番号から直接お調べください。

【図1c】本発明によるシューズソールの実施形態を示す図

目次

  1. 出願人(会社)について
    アディダス
  2. どんな発明をしたのか
    歩行中にソールおよび着用者の筋骨格系に作用する負荷により適切に適合される改良されたシューズ用のソール
  3. どうやって発明したか
    歩行中の踏み切りが主に行われるソールの領域に、より高い剛性およびより大きい地面との接触面積を有する第1の部分領域より小さい剛性を有する第2の部分領域をソールに備え付けた。

出願人(会社)について

アディダスは世界中で有名なスポーツブランドです。

 我々のイメージとしてはスポーツ用品の大手企業でしょう。スポーツ選手にとっては自身のパフォーマンスを向上させるためのパートナーでもあります。売り上げも1兆円を超えている巨大企業です。スポーツ業界ではナイキをライバルとしています。

どんな発明をしたのか

アディダスは、「歩行中にソールおよび着用者の筋骨格系に作用する負荷により適切に適合される、改良されたシューズ用のソール、特にスポーツシューズ用のソール」を発明した。

 シューズソールの設計は、シューズの種類に応じて様々な度合いで開発することができ、複数の異なる特性をシューズに付与することが出来ます。まず、シューズソールは、基本的には足を保護する役割があります。シューズソールは、シューズシャフトに比べて硬くなっています。例えば着用者が尖った物体を踏みつけた時に足を保護することができます。さらに、シューズソールは、より高い耐耗性によって、過度に使用してもシューズを保護することができます。さらに、シューズソールは、各地面でのシューズのグリップ性を高め、より速い動きを使用者にもたらします。これらの機能は、例えばアウトソールによって機能させることができます。

 他にも、シューズソールの機能は安定性を足に提供することで安心して歩行することができます。さらに、シューズソールは、地面とのシューズの衝突中に作用する力を吸収する緩衝効果があります。これらの機能は、例えばミッドソールによって提供することができます。このために、例えば、ドイツでは、それらのシューズソールは、発泡材、特に発泡熱可塑性ポリウレタン(eTPU)のランダム配向粒子を備え、着用者の足への特定の高いエネルギーリターンをもたらします。さらに、

 しかし、従来のソールは、それらがしばしばミッドソールまたはアウトソールを備えますが、一様に設計されており、歩行周期の様々な段階中にソールおよび着用者の筋骨格系に作用する様々な負荷に適切には適合しないことが欠点である。

 アディダスは、歩行中にソールおよび着用者の筋骨格系に作用する負荷により適切に適合される、改良されたシューズ用のソール、特にスポーツシューズ用のソールを発明しました。

どうやって発明したのか

歩行中の踏み切りが主に行われるソールの領域に、より高い剛性およびより大きい地面との接触面積を有する第1の部分領域より小さい剛性を有する第2の部分領域をソールに備え付けた

【図1a】本発明によるシューズソールの実施形態を示す図

 歩行するにあたって、シューズのソールは、ならびに着用者の足および筋骨格系に対する様々な負荷に対して特徴付けられます。例えば、足の衝突中、大きな衝突力が作用することがあった時、この衝突力は、筋骨格系の過労、つまり怪我を防止するために、ソールによって緩衝および減衰されることが望まれます。一方、踏み切り中、ダイナミックな踏み切りを簡単にするために、着用者が費やした力をできるだけ直接地面に伝達することができるようにするという趣旨で、足がサポートされることが望まれています。このため、ソールは、踏み切りが主に生じるソール領域では「柔らか」過ぎることは望ましくありません。地面に対する良好なグリップ性を保証し、かつまた着用者の足を十分に安定させることが望まれています。

 これらの要件は、歩行中の踏み切りが主に行われるソールの領域に、より高い剛性およびより大きい地面との接触面積を有する第1の部分領域を配置することによって、本発明によるソールによって満たすことができ、それによりダイナミックな踏み切りを簡単にします。例えば、第1の部分領域をソールの中央側に伸ばすことで、地面との接触の改良、およびより大きな地面との接触面積による安定性を得られます。

 一方、より小さい剛性を有する第2の部分領域は、衝突中に足が主に地面に接触するソールの領域内に配置することができ、それにより、減少された剛性により、衝突力を少なくとも一部吸収または緩衝することができます。例えば、第2の部分領域を、地面との足の衝突時の接触が生じることがあるソールの側方側に延バスことが出来る。

 これらの部分領域の適切な配置によって、シューズおよびそのソールの特性は、例えばスポーツ特有の力や、そのようなスポーツ活動の実施中に典型的に生じる歩行特性などに合わせることができるのです。

まとめ

アディダスは歩行中にシューズソールが地面に接触する箇所に硬い部分領域と比較的柔らかい領域を備えることで、クッション性と反発性を着用者にもたらし、身体への負担を減らしながら、運動しやすいソールを発明しました。

 シューズのソールには、様々な機能が求められます。基本的な機能として、足を保護する機能、安定して歩行できる機能があります。それに加えて、運動したなど短期的に激しい運動をした時に、身体への負担を減らす機能、長期的な軽い運動した時に身体への負担を減らす機能も求められています。これらの機能を一つの手段で解決することは出来ません。そこで、アディダスは複数の手法を綺麗にまとめて今回の発明に至ったのです。

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