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ANKERの最新大容量・長寿命ポータブルバッテリー(Anker 535 Portable Power Station)を競合他社製品と徹底比較

購入を考えている人へ(結論)

 Anker 535 Portable Power Stationは、春、夏、秋にファミリーなど多人数で節電を意識しながら1泊2日の旅行をする人向けです。

基本性能と価格の対比表

製品名Anker 535 Portable Power Station
(新発売)
BN-RB62 PowerHouse II 800 A1750511 Jackery ポータブル電源 400
メーカー ANKER JVCANKER Jackery Japan
クラスハイクラスミドルクラスミドルクラス ロークラス
発売日 2022年2月2022年5月2021年2月 2021年6月
充電池
容量 
512Wh/160000mAh 626Wh/174000mAh 778Wh/216000mAh 400Wh/112200mAh
電池
種類
リチウムイオンリチウムイオンリチウムイオンリチウムイオン
出力
波形
正弦波正弦波正弦波正弦波
充電
時間
2.5時間(AC+USB同時)*80%迄 8.5時間(AC) 5時間(AC+USB同時) 7.5時間(AC)
同時
給電 
4224
AC出力 500W(瞬間最大1000W)500W(瞬間最大1000W)500W(瞬間最大1000W)200W(瞬間最大400W)
USB
出力
6A 2.4A6A 2.4A
重さ 7.6kg 6.5kg 8.3kg 4.1kg
特長 何度も充電放電してもバッテリーが劣化しにくい 信頼の国内メーカー品質モデル、安心サポート 高耐久・大容量 持ち運びしやすい低価格モデル

注目点

ポイントその1
必要な充電池容量を考える。

 最初に注意したいのは、バッテリーの充電池容量と価格です。製品毎に充電池容量を下のグラフにまとめました。

 最も充電池容量が大きいのは、PowerHouse II 800です。最も少ないのが、Jackery ポータブル電源 400です。バッテリー価格は、基本的に充電池容量と相関します。充電池容量が大きければ価格も高くなります。購入検討する際の最初のポイントは、どのくらいの充電池容量が必要かを考えることです。必要以上に大きな電池容量のある製品を選んでしまうと、出費が多くなってしまいます。
 一般的に、●充電池容量400Whだと、電化製品を連続使用せず、半日程度を使用できる事を想定した量とされています。●充電池容量500~700Whだと、電化製品を連続使用し、1日程度使用できる事を想定した量とされています。
 Anker 535 Portable Power Stationは同価格帯であるBN-RB62 よりも充電池容量が劣っています。充電池容量においてはAnker 535 Portable Power Stationはあまりコスパがよくありません。

ポイントその2
いつ何を使うかを考える。

 次に注意したいのが、いつ何を使うかです。いつは「季節」のことで、何をは「用途」ことです。例えば、寒い時期に熱を発するような電化製品を使いたい場合は注意が必要です。製品毎にAC出力を下のグラフにまとめました。

 今回、紹介している製品は何れもAC出力が500Wになっています。Anker 535 Portable Power Stationに限った話ではありませんが、AC出力500Wではドライヤーやホットプレートなど熱を発生する電化製品を使うことが出来ません。しかし、ノートパソコンやテレビなど熱を発生させることが目的ではない電化製品ならば使用することが出来ます。もし、熱を発生させる電化製品を使いたいならば、本記事で紹介している製品では使用することが出来ないので、他の製品で検討する必要があります。
 もう一つのポイントは、出力波形です。本記事で紹介している製品は何れも「正弦波」ですので、何も気にする必要はありません。しかし、充電池容量の割に価格が安いと「正弦波」ではない製品もあります。「正弦波」ではない製品だと、使用できない電化製品がありますので注意が必要です。

ポイントその3
使用する人を考える。

 最後に注意したいのが、使用する人を考えることです。一人で使用する時、友達と使用する時、恋人と使用する時、家族で使用する時、それぞれの状況にあった使い方を考える必要があります。もし、多くの人が使うのであれば、同時給電が多い方が好ましくなります。下のグラフで製品毎の給電数を示しました。

 同時給電数とはその名の通り、同時に使えるコンセントの数になります。電源タップを使えばコンセント数を増 やすことは可能ですが、AC出力は変わりませんので、増やせるコンセント最大値が変わります。また、高出力の電化製品を2台使いたくとも、製品のコンセント数が一つしかなければ同時に使うことが出来ません。例えばAC出力500Wで同時給電数が2ならば、電源タップを使ったとしても合計でAC出力1000Wまでしか使えないのです。従って、誰がどんなものを同時間帯に使うのかを考えて同時給電数を決めましょう。
 Anker 535 Portable Power Stationは同価格帯であるBN-RB62 よりも充電池容量が劣っていましたが、同時給電数が4個もあり、BN-RB62 よりも2倍も使えます。つまり、Anker 535 Portable Power Stationはファミリーなど多人数向けで、BN-RB62は比較的少人数向けの製品であることがわかります。

こんな人におすすめ

 Anker 535 Portable Power Stationは、春、夏、秋にファミリーなど多人数で節電を意識しながら1泊2日の旅行をする人向けです。

 AC出力が500W、同時給電数が4個、バッテリー容量が512Whである為です。AC出力が500Wなので冬場など本格的に寒い時期に使う暖房器具(オイルヒーターなど)を使うことが出来ません。使えたとしても、ホットカーペット、電気毛布など簡単な電熱線を使った電化製品に限られます。また、充電池容量も比較的少なく、同時給電数が多いので電気を消費しやすくなる為、1泊2日くらいが限界かと思います。多人数多用途を想定しているのに、充電池容量が比較的少ないのが残念な所です。もしかしたら、ファミリーで使う時は節電を意識しながら使うことになるかもしれません。

Anker 535 Portable Power Station (PowerHouse 512Wh)

価格:89,700円
(2022/2/19 14:55時点)
感想(0件)

 少人数で使用することが多ければ、BN-RB62の方をおすすめします。

 Anker 535 Portable Power Stationと同価格帯でありながら、充電池容量が626Whとなっているからです。同時給電数が2個になってしまうのでファミリーよりは少人数で使う方があっているでしょう。ファミリーで使う時は、出力が大きい電化製品を同時に使う時に合計出力を超えてしまわないように注意する必要があります。

JVC BN-RB62 [ポータブル電源(626Wh/174000mAh・500W)]

価格:60,480円
(2022/2/19 14:56時点)
感想(0件)

 少人数でより長い期間(2泊3日)の旅行をする人には、PowerHouse II 800の方 をおすすめします。

 価格が高くなってしまいますが、PowerHouse II 800 は充電池容量が778Whですから、1泊2日程度の旅行であれば節電を気にする事無く過ごせますし、場合によっては2泊3日でも足りる可能性があります。しかし、同時給電数が2個しかないので、ファミリーで使う時は、出力が大きい電化製品を同時に使う時に合計出力を超えてしまわないように注意する必要があります。

【ベストバイ受賞】Anker ポータブル電源 PowerHouse II 800 (超大容量 216,000mAh / 778Wh)【純正弦波 AC500W(瞬間最大1,000W) / 11台同時に充給電 / 合計最大出力770W / ◇PSE認証済】キャンプ アウトドア 車中泊 緊急 / 非常用電源 / 急速充電

価格:74,800円
(2022/2/19 14:57時点)
感想(47件)

 日帰り旅行が多い人には、Jackery ポータブル電源 400の方をおすすめします。

 Jackery ポータブル電源 400は、充電池容量が少ない割に、同時給電数が4個もあります。節電を意識せず、同時に高出力の電化製品を使用していると半日くらいで電気を使い切ってしまうでしょう。しかし、比較的価格も抑えられているので、半日くらいしか使用しないならば最もコスパが高くなります。

Jackeryポータブル電源 400 大容量112200mAh/400Wh 家庭用蓄電池 PSE認証済 純正弦波 AC(200W 瞬間最大400W)/DC/USB出力 車中泊 キャンプ アウトドア 防災グッズ 停電時に 非常用電源

価格:44,800円
(2022/2/19 14:59時点)
感想(1048件)

まとめ

 本記事では、Anker 535 Portable Power Stationと近い価格帯で、人気の高い製品と比較をしました。基本性能を比較すると、充電池容量で優るPowerHouse II 800、利便性で優るAnker 535 Portable Power StationとBN-RB62、コスパに優れるJackery ポータブル電源 400という結果になりました。Ankerはスマホ用のモバイルバッテリーで有名なブランドですから親しみがあります。しかし、大容量のバッテリーであれば、JVCとJackery Japanも有名なブランドです。品質やサポートの面ではどの製品も甲乙つけ難い状態です。基本性能以外であれば、Ankerはユーザーが使いやすいように、デザイン性や電気残量を見やすくするなどの工夫を凝らしています。一方で、JVCとJackeryは詳しい人向けの細かい表示や、キャンプにあう武骨なデザインとなっています。従って、Ankerは初心者向け、JVCとJackeryは玄人向けの販売路線をということです。本記事を読んで自分に合った使い方を考え、最終的にはデザインとその他機能(USB充電、ライトなど)で判断し、購入すれば大きく後悔することはないと思います。キャンプなど野外で電化製品を使えると非常に便利になります。その体験を味わえるならどの製品にしてもきっと満足すると思います。

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