Twitterで更新通知します。こちらをクリックしてフォローお願いします。

Z世代に向けた超小型・節水の洗濯機?パナソニックが全く新しい選択方式の洗濯機の特許を取得

こんにちは!
エジソンの発明書の管理人ぱかぞーです!
今回は特許6986660を紹介していきます。

*詳細を知りたい人は該当の特許番号から直接お調べください。

【特許公報の利用について】

◆特許は権利者である企業が製造販売を独占的に行える排他的な権利です。
◆公的文章である為、企業は他の物よりも優れた点を嘘偽りない事実のみを書きます。
◆カタログやCMなど企業にとって都合のいい情報だけではなく、客観的な事実が特許では語られるのです。

【本記事を読むことで得られるメリット】

各社から発売される新製品の特長的な機能をいち早く知ることが出来ます。
正しい情報を元に他社類似品と比較して購入することができるようになります。
◆業界人は競合他社の数年後の方針がわかるので将来性の市場戦略がわかるようになります。

こんな人向けの記事です

  • パナソニックが新たに特許を取得した製品がどんなものか知りたい人
  • 業界関係者でパナソニックについて情報を集めたい人
  • 新しい洗濯機の購入を考えている人

目次

  1. 出願人(会社)について
    パナソニック
  2. どんな発明をしたのか
    「セーターなど傷みやすい洗濯物であっても問題なく洗浄でき、従来より小型の洗浄槽の内部ですすぎおよび/または脱水を効率的に行うことができる洗濯機。」
  3. どうやって発明したか
    洗濯機内で洗濯物を押圧し、洗浄水を吸引させる脱水機能を付けた。

どんな発明をしたのか

【発明の効果】
【0010】
  本発明の洗濯機は、被洗浄物に機械力を作用させて洗ったり、絞ったりすることが不適切な被洗浄物に対し、ねじり等の機械力を加えず、かつ、従来より小型の洗浄槽の内部ですすぎおよび/または脱水を効率的に行うことができる。

パナソニックが発明したのは「セーターなど傷みやすい洗濯物であっても問題なく洗浄でき、従来より小型の洗浄槽の内部ですすぎおよび/または脱水を効率的に行うことができる洗濯機」です。

従来の洗濯機は、衣類等の洗濯物を回転槽の内部で撹拌して洗う、いわゆる縦型洗濯機があります。
また、洗濯物を回転槽の内部でその回転方向へ持ち上げて上方から落下させて叩き洗いする、いわゆるドラム式洗濯機があります。
これらの洗濯機は、いずれも洗濯物に機械力を作用させて揉むようにしたり擦り合わせるようにしたりして洗うものです。
また、洗った洗濯物のすすぎも同様に、洗濯物に機械力を作用させて揉むようにしたり擦り合わせるようにしたりして行われます。
すすぎの方式として、回転槽の内部に水を溜め攪拌してすすぐ溜めすすぎや、回転槽の内部に溜めた水を排水しながら新たな水を注ぎながら攪拌する注水すすぎがあります。

さらに、回転槽を洗濯物が回転槽の内壁に張り付く回転数で駆動させながら、給水弁より洗濯物に水を注ぐシャワーすすぎが行われる洗濯機もあります。
従来の洗濯機は、洗濯終了後のすすぎ工程において、洗濯物が回転ドラムの内壁に張り付く回転数で駆動しながら、給水弁を開いて吐出口から洗濯物に水を注ぐシャワーすすぎを行います。また、洗った洗濯物の脱水は、高速回転数で回転させて洗濯物に遠心力を作用させ、洗濯物に含まれる洗浄水を洗濯物から分離する遠心脱水方式で行われます。

しかしながら、これら従来の洗濯機は、洗濯物に機械力を作用させて洗い、すすぎ、脱水を行うため、布傷みが生じたり、洗濯物同士が絡んで引っ張られることにより型崩れしたり、風合いが劣化するというおそれがあったのです。
特に、一般的に手洗いされる洗濯物、例えば、セーター、カーディガン等の毛糸の編み物や毛織物、極細の繊維で作られたデリケートな素材のスカーフ等の洗い、すすぎ、脱水においては、そのおそれが大きくなります。
また、前記従来の洗濯機は、洗濯物を入れる回転ドラムが大きく、その中に大量の水を溜め回転ドラムを回転させながら洗濯物に水をかけることにより、すすぎ性能を向上させるものです。
すすぎ工程においては、通常、水を入れ替えて複数回のすすぎが行われます。
したがって、従来の洗濯機は、特にすすぎ工程において大量の水が必要であり、洗濯時間が長くなるという課題を有していたのです。

これらの課題を解決したのが本発明品です。

発明品をどうやって作ったのか

【課題を解決するための手段】
前記従来の課題を解決するために、本発明の洗濯機は、被洗浄物と洗浄水を収容する洗浄槽と、前記洗浄槽の内部の被洗浄物を押圧可能に進退自在に構成された押圧部と、前記洗浄槽の内部に給水する給水装置と、前記洗浄槽の内部の被洗浄物から洗浄水と空気とを吸引する吸引装置と、前記押圧部、給水装置、吸引装置等を制御して、洗い工程、すすぎ工程、および脱水工程を実行する制御部と、を備え、前記制御部は、前記すすぎ工程において、前記押圧部で被洗浄物を押圧するとともに、前記吸引装置によって前記洗浄槽の内部の圧力を低下させつつ、前記給水装置によって前記洗浄槽の内部に給水するように構成されている。

洗濯機内で洗濯物を押圧し、洗浄水を吸引させる脱水機能を付けた。

  この機能によって、被洗浄物を押圧し、被洗浄物内部から洗浄水を吸引することによって分離させることができ、被洗浄物に機械力を作用させて洗ったり、絞ったりすることが不適切な被洗浄物に対し、ねじり等の機械力を加えず、かつ、従来より小型の洗浄槽の内部で効率的にすすぎおよび/または脱水を行うことができるようになったのです。

この発明品と従来品の大きな違いは、回転させながら洗濯をするのか、押圧しながら洗濯するのかの違いです。
回転させる選択方式では洗濯水やすすぎ水を多量に必要としたため、洗濯機本体も大きくなってしまいました。
しかし、本発明品は狭小な空間で押し洗いと吸引を行うので水の使用量を少なくすることもできますし、洗濯機本体を小型化することが出来ます。
生活のミニマム化が進んでいる今の時代、必需品の洗濯機が小型化することで居住スペースも広くできますし、引っ越しも楽になります。
この発明は今後の洗濯機の歴史を大きく変える可能性を秘めていると思います。

まだ市販されていないのが残念ですが、特許を取得していますから製品化される可能性が高いと考えています。
発売されるまでは、現在の洗濯機に活躍してもらいましょう。
参考までに現在発売されているパナソニックのリンクを張っておきます。

洗濯機 7kg 一人暮らし パナソニック PANASONIC NA-F70PB14 全自動洗濯機 コンパクト 引越し 単身赴任 新生活 縦型洗濯機 上開き 簡易乾燥機能付 送風乾燥 風呂水ポンプ

価格:49,000円
(2022/1/7 15:05時点)
感想(9件)

出願人(会社)について

パナソニックは日本を代表する家電メーカー です

どのご家庭にも少なくとも一つはパナソニックの家電製品を利用しているのではないでしょうか。
四季報によると、総合家電大手でAV機器、白物家電が主力となっています。
電池などのデバイス事業、照明、住宅設備も展開しています。
売上も年間で6兆円を超えている巨大企業です。
サポートも手厚いので発明品が製品化されても、安心して購入できると思います。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA